堀川のコモンスペース

京都市上京区に 1950 年代初頭に建てられた日本初の「下駄履きアパート」である堀川団地の一角に位置するコミュニティスペースのインテリアデザインである。併設する堀川商店街の再生計画に伴い、 既存商店街の現在の資源を編集し、発信することを目的としてつくられた。

イベントスペースと工事用の会議室と いう特徴の異なる 2 つの要素が同居したスペースでもあるため、既存のスケルトン部分には極力手をつけず、4 つ のラワンベニアからなる「ボックス」 を配置することで、異なる 2 つの特徴 を受け入れる「場」をつくった。

また、このプロジェクトではインテリアデザインだけでなく、京都でものづくりを行う若手作家と共同で「堀川セレクト」という、商店街との関わりを 生み出しながら若手作家の視点によって堀川商店街の魅力を再編集するイベ ントの企画運営も行っている。

 

建築概要

名称:堀川common
用途:集会所
所在地:京都市
竣工:2013 年 9 月
床面積:57.4㎡
施工:大岩建設工業
撮影:山田毅
※RADでの担当作品

Previous
Previous

京都府京都市|北山のアパート